2012年8月18日土曜日

ホスピタル・プジャ(法要)

チリン、チリン

チリン、チリン

ん?

午後の病棟、どこからともなく鐘の音が聞こえてきます。

ブータンでは年中至る所で、プジャ(法要)が行われますが、

今日は病院の年に一度のプジャの日。

普段はホスピタル・ラマが定期的に、
おひとりで病棟を巡回して下さいますが、
今日はそれに加え、特別に偉いお坊さんと、そのお弟子さんである
大勢のお坊さんが、お経をあげながら病棟をひとつひとつ回っていきます。

新生児病棟にも、お坊さんがこんなにたくさん来て下さいました。

















偉いお坊さんに自分の子供を祝福してもらい、
親御さんたちもとても嬉しそう。

お弟子さんたちが、聖水やお守りを授けてくださいます。

















祝福がいただけるのは、患者さんや家族だけではありません。

看護師や医師など、すべての病院職員にも、等しく頂けます。

医療従事者も患者さんも、宗教の前では誰しもが平等です。

ブータンでは、闘病生活においても、
サイコロジカル・ブースター(心理的に後押ししてくれるもの)
としての仏教の役割が、とても大きい事が伺えます。