2011年8月22日月曜日

緊急手術

今日は、赤ちゃんが一人、お腹の病気で緊急手術になりました。

あいにくこの国唯一の小児外科医が不在でしたので、代わりに
この国唯一の脳外科医が執刀してくれて、先程無事終わりました。

脳外科医が赤ちゃん(新生児)のお腹の病気の手術をするのは、
日本ではまず考えられない事です。

しかしブータンでは、日常茶飯事です。
逆に、小児外科医が頭の手術をする事もある。

例え、経験があっても、なくても、
そこに居る人で、そこにある物で、いのちを救うために、
今出来る最大限のことをただひたすらにするしかない。

それがここの医療です。

そして、これがきっと世界中で営まれている
医療の原点なのだと、日々改めて思いながら、
彼らとともに汗し、
最善を尽くす日々です。

今ここにいる
赤ちゃんとその家族の幸せを守るために。





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