ブータンではお産のあと、
「チャンケ」と呼ばれる飲み物を産褥婦に飲ませる風習があります。
チャンケは発酵したお米に、お水とバターを入れて沸騰させ、
最後に炒り卵を入れて作ります。
言わば、「卵入りおかゆ酒」という感じです。
授乳婦にアルコール?と普通は思いますよね。
でも、お産を終えた女性の疲労を和らげ、
エネルギーを補給し、
鎮静効果で母乳のでもよくなると信じられているのです。
これくらいのアルコール度数なら、むしろ効果の方が高かろう
ということで、こちらの医師達も目をつぶっているという訳です。
ブータンでは、近しい人(親戚や職場の同僚)がお産をすると、
家まで訪問してお祝いをするのが一般的です。
この訪問客達にも、この「チャンケ」が振る舞われます。
言わば、幸せのお裾分けですね。
このチャンケ、寒いティンプーの夜に飲むと、
体もぽかぽか温まり、たまりません。
日本の甘酒にちょっと似ています。
私の大好物「チャンケ」を
みなさん是非一度お試しください。
写真は私の大好物達。
ヤクの干し肉、エゼ(唐辛子の和え物)、ンガジャ(ミルクティー)そしてチャンケ
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